【ゼロ秒思考】自然とアイデアが湧いてくるシンプルな方法【紙に書く】

ブログにしても企画書にしても、アイデアが浮かんできたら書き始めるのではなく、とりあえずなにか書いてみることが重要です。大切なのは、「書きながら考える」という姿勢。

アイデアが浮かばないときについやってしまいがちなのは、さらに情報を集めようとして、ネットサーフィンや読書に時間を使ってしまうことです。文章を書く作業と、リサーチして計画を立てる作業は、実はまったく別の筋肉をつかうので、書き始めることでしか「執筆の勢い」はついていきません。調べれば調べるほど、「調べる勢い」だけがついていき、むしろ書き始めるのがむずかしくなってしまいます。調べるなら、書くことも並行して進めていきましょう。

目次

紙に書いてみる

最強のツールはノートとペンです。どうもアイデア出しのときには、紙にペンで書き殴ってみるのがいいようです。経験則ですが、キーボードでカタカタ打ち込むよりも、ペンを握って書いたほうが言葉が出てきやすい。人間の脳の仕組みとして、身体を動かすことでクリエイティビティが発揮されやすいようにできているんじゃないかと。

さらにいいのは、準備に手間もコストもかからないこと。紙なんか、いらない書類の裏側でいいし、近所のコンビニに行けばノートとペンを合わせて数百円です。これはいいなと思ったときには、お気に入りのデザインや書き味のものを探していくのも楽しいでしょう。「楽しい」というのは、クリエイティブのいちばん大きなエネルギーです。

リミッターを外して書く

とりあえず書き始めてみればいいのです。ほんとになんでもいいから。頭にパッと浮かんでくる単語を制限せずに書き出すことからやってみましょう(「制限せず」というのがポイント)。「アイデアが出てこない」と悩んでいる人の多くは、実は自分で自分を制限しています。自分の中にあるアイデアを出てこないようにしているだけなのです。「こんなことを言ったらバカにされる」、「こんなこと誰でも思いつく」などと、意識的にも無意識的にも思考を抑え込んでいるのです。

笑われそうでも、安っぽくても、全部書き出してみたらいいじゃないですか(というか、人が笑うようなことを書けるのはすごいことです)。なにも思いつかないなあ、と思ったら、「なにも思いつかないなあ」と書きましょう。駅ですれ違ったステキな女性のことがふと頭に浮かんだら、「駅ですれ違った人がかわいかった」と書きましょう。

判断は後まわしにしましょう。書くべきかどうかは考えず、「ただ書く」こと。手を動かしているときは、頭を使わない。浮かんできた言葉を片っ端からつかまえていきましょう。アスリートが刻一刻と変化する状況に反応していくように、無意識に体が動く状態を目指しましょう。そうしているうちに、勢いがついてきます。

『ゼロ秒思考』メソッド

『ゼロ秒思考』では、お金をかけずにできて即効性もあるメモの活用術が紹介されています。この本で紹介されているメソッドは、1分という制限時間を設けて、すばやく考えを書き出していくというもの。やってみると1分はかなり短いので、作業中は考えているヒマがありません。というか、考えているようでは効果がないので、頭のストッパーをとっぱらって書き殴ることが重要です。具体的なやり方はこんな感じ。

  1. A4サイズの紙を用意する
  2. 紙を横置きし、左上にタイトル、右上に日付を書く
  3. メモは箇条書き(横書き)。1枚に4〜6行、1行に20〜40文字が目安
  4. 1枚につき1分ですばやく書ききる
  5. くり返して、1日10枚書く

手を動かしているあいだは書くことだけに集中し、スピードをキープするのがポイントです。この本では、効果を実感するためにまずは3週間のトライをおすすめしていますが、ぼくは1週間でもすでに頭がスッキリして、アイデアが出やすくなるのを感じました。A4というサイズにも理由があったり、書き溜めたメモの整理方法なども紹介されていますが、あまりこだわらずやってみましょう。考えすぎて動けない、というタイプの方には特におすすめですし、なによりコストがかかりません。「とりあえず書いてみる」のファーストステップには大変おすすめです。

ほなまた!

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この記事を書いた人

TOEIC895点(2021年10月時点)丨オンライン英会話(ネイティブキャンプ)を利用中丨英語多読で年間100冊の洋書を読破丨20代フリーター丨働いたら負けかなと思ってる丨世界中を旅するのが好き丨趣味はサーフィン丨実体験から記事を執筆

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